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・おすすめカード 武-27 霊銃ヤタガラス SR 1253p 武-43 天槍・トンボ斬り SR 1238p 武-53 四連火縄銃 N 1224p 武-28 光刀チカカゲ R 1213p 武-52 フランキー砲 N 1183p 武-10 怪力木づち N 1080p 武-02 火縄銃 R 1033p 武-55 風魔手裏剣 N 987p ア-56 緑の葉っぱ N 911p ア-57 風車 N 898p ア-36 平蜘蛛 N 885p ア-55 ルソンの壺 N 878p ア-01 九十九茄子 SR 856p ア-05 落ち武者鎧 N 813p ア-59 がま蛙 N 762p ア-51 マキビシ N 783p ア-19 運命のサイコロ N 728p 人-61 真田ユキムラ SR 2189p 人-66 真田のオヤジ N 2188p 人-03 漢カツイエ R 2162p 人-60 独眼竜マサムネ SR 2158p 人-19 カブキの慶次 N 2123p 人-01 覇王ノブナガ SR 2080p 人-44 エリート三成 SR 2058p 人-48 豪将ホンダ N 2034p 人-43 タヌキ家康 SR 1897p 人-05 戦姫つる R 1876p 人-65 カッター小十郎 N 1842p 人-18 やまかん N 1789p
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2010.04.24全国ロードショー 右目の鬼 ちゃんと前向いてます( ゚~゚ )下町のぴかりん ■選手DATA(この辺は個人で適当に項目を改変してください) 項目 回答 通称 pkrn 年齢 19 性別 宇宙一バカな侍だコノヤロー 身長 157cm 体重 筋肉増量中! 血液型 B型 地域 東京 職業 学生 野球暦 VBS,大学 守備位置 二 投打 右投右打 特徴 体のある一部が欠如している、ショタコン 婿 孫 悟飯 右目 片倉小十郎 嫁 翠星石 会長 狩野すみれ 隣人 火野レイ 親友 神原駿河 憧れ 雪華綺晶 座右の銘 死ぬまで無事 ■選手解説 キャッチボールをすれば暴投 振れば三振というセンスのなさ。 最近は部活でがんばっているらしい ■通算成績 試合に出られるくらいになりたいです。。 試合 登板 勝 敗 S H 防御率 投球回 奪三振 被安打 与四死球 暴投 失点 自責点 試合 打席数 打率 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 三振 四死球 犠打飛 失策 盗塁 ■最近の試合(暇な人はどうぞ) 日付 対戦相手 場所 結果 投球回 奪三振 被安打 与四死球 暴投 失点 自責点 日付 対戦相手 場所 結果 打席数 打率 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 三振 四死球 犠打飛 失策 盗塁
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852 :名無しせずにはいられないな:2010/02/27(土) 12 12 24 ID NERHP3kw 小十郎「使えるものは運び出せ!資源を無駄にするんじゃねぇぞ!」 プリシラ「えへへ、あたしこういうの得意なんだよ」 美琴「うんうん、結構集まったわね」 ヴァン「言われたとおりに金属はお前の所へ運んでる。でもこんなに集めてどうするんだ」 美琴「まぁ見てなさいって。……そりゃー!」 バリバリバリバリバリッ! ヴァン「なんか飛び出してきたぞ」 美琴「ふふん、これで鉄とそれ以外の金属が一発で分けられるわよ」 ヴァン「微妙だな」 美琴「………」 バリバリバリバリバリッ! ヴァン「て、てめ……」ガクッ 美琴「よーしどんどんやるわよー」 アチャ「I am the born my swrod...」 梓「これは?」 アチャ「一振りするだけで自在に物を動かせるという魔法の剣だ。これがあれば非力な者でも力仕事ができる」 梓「・・・相変わらず何でもありですねー」 【死者スレ瓦礫撤去中】
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ステージ名 ステージ名 あらすじ ステージ情報 ミッション あらすじ ステージ情報 冒頭解説 出現条件 操作可能武将 上杉景勝・直江兼続・伊達政宗・稲姫・立花宗茂・藤堂高虎・柳生宗矩・真田信之・片倉小十郎・早川殿 難易度 ★★★★★★★★★★ 制限時間 60分 勝利条件 豊臣秀頼の撃破 敗北条件 徳川家康と徳川秀忠と上杉景勝いずれかの敗走 ミッション 番号 名称 内容 備考 No.1 迫り来る敵を撃破せよ! 木村重成らを撃破せよ! No.2 拠点を討て! 西砦制圧のため、小少将と山川賢信と内藤元盛を撃破せよ! No.3 ここはあたしが守る 東曲輪制圧のため、甲斐姫を撃破せよ! No.4 最期の奇襲 くのいちと風魔小太郎を撃破せよ! No.5 正面衝突 真田幸村らを撃破せよ! No.6 ☆忍びのかく乱 風魔小太郎の退却地点到達を阻止せよ! No.7 ☆味方を救出せよ! 仙石秀範と大谷吉治を撃破し、井伊直孝の敗走を阻止せよ! No.8 ☆勢いに負けないで 真田丸の詰所の敵兵を撃破せよ! No.9 ☆友だから 直江兼続は真田幸村を撃破せよ! ☆はボーナスミッション
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舞台「戦国BASARA」武将祭2013 2013年7月13日~14日 有明コロシアム 【出演者】 司会 小林裕幸 西田大輔 武将 伊達政宗:久保田悠来 真田幸村:細貝圭 徳川家康:広瀬友祐 石田三成:中村誠治郎 片倉小十郎:吉田友一 猿飛佐助:村田洋二郎 竹中半兵衛:崎本大海 豊臣秀吉:小田井涼平 武田信玄:中村憲刀 上杉謙信:AKIRA かすが:知念沙也樺 前田利家:真佐夫 まつ:別府あゆみ 黒田官兵衛:白川裕二郎 毛利元就:小谷嘉一 大谷吉継:新田健太 立花宗茂:加藤靖久 大友宗麟:浅倉祐太 鶴姫:川村ゆきえ 雑賀孫市:八代みなせ 最上義光:今井靖彦 風魔小太郎:高橋光 今川義元:塚本拓弥 浅井長政:桜田航成 天海:谷口賢志 織田信長:窪寺昭 お市:玉置成実 前田慶次:伊阪達也 アンサンブル 金田進一 遠藤誠 白崎誠也 伊藤俊 宮川康裕 伊藤茂騎 佐久間祐人 竹内諒太 一内侑 平野雅史 石井寛人 梅澤良太 為房大輔 山本常文 澤田拓郎 本間健大 書川勇輝 岡田真也 齋藤洋平 田嶋悠理 渡邊寛久郎 三上竜平 前田慎治 五十嵐あすか 松本竜一 大澤信児 坂本泰裕 雅健志郎 スペシャルゲスト 池田秀一 関智一 置鮎龍太郎 【スタッフ】
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■武将選択時 全ては勝つ為の策… ■アイテム獲得時 我が手に! ■通常攻撃決め(ランダム) 吹き飛べ! 沈むがいい 愚かな どうした(※空耳の可能性) ■ジャンプ△ 死ね! ■ダウン 不覚… ■瀕死(体力ゲージ赤) 不乱…! うかつ…! ■固有技 先の手「発」:散れ!(罠発動時) 返し手「転」:※ランダム 弾き手「壁」:この地に! 抜き手「烈」:消え去れ 去れ 失せよ 封じ手「壊」:我が駒となれ! 禁じ手「縛」:消え去れ ■バサラゲージが溜まった時 好機… ■バサラ技発動時 参(からすき)の星よ、我が紋よ! ■バサラ技終了時 日輪に捧げ奉らん… ■挑発時 散れ! 日輪よ!(敵側) ■戦極ドライブ発動 一閃! ■邂逅セリフ(通常・着手) 貴様程度の知略では我に敵うまい、我が名は毛利元就! 日輪の申し子なり! ■邂逅セリフ(再戦) 貴様の蹂躙、許すまいぞ… 我が名は毛利元就! 日輪の申し子なり! ■勝利セリフ 数多の手駒を失ったか…だが構わん、代わりは幾らでもいる… ■放置セリフ ふむ…呼吸を忘れておった(プレイヤー側) (鼻笑)動かぬとはな…馬鹿な奴よ(敵側) ■討死 馬鹿な…!どこで間違えたというのだ…!? ■敗走(敵側) 死なずば、先は残される ■死亡(敵側) 所詮は我も…駒の一つ…フフ、フ… ■天下統一 我が殊勲 叶えたり!
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奥州を舞台に、客将元親と小十郎のコメディ。Hなし。 「意地っ張り同士・互いに気付かない永遠片思い」がコンセプト。 政宗も女性で、少々「ネガティブ梵天丸」属性炸裂気味。 嫌いな方はスルーでお願いします。 「いい加減にしやがれ、このブス!四国のド田舎戦法を、奥州に持ち込 むなっつってんだろうが!」 「アァン!?ケンカは勝ちゃいーんだろうが!お前の大将に言わせる所 の『結果オーライ』じゃねぇかよ!」 「テメェの品のない戦いと、政宗様を一緒にするな!」 「ンだと、コラァ!?」 「……やめろ、ふたりとも」 もう、何度目になるか数えるのもイヤになるほど記録を更新し続けてい るふたりの口論に、政宗は心底うんざりとした表情で水を注した。 「…元親。お前の四国と俺の奥州では、地形も戦のやり方にも大きな違 いがある。『郷に入れば郷に従え』だ。不必要な損害を出さない為にも、 もうちっと考えろ」 「わ、判ってるよ…」 「ケッ。目先の戦ごとにしか頭にねぇ単細胞が、政宗様の軍略を理解出 来るってか?」 「何をお!?」 「小十郎、テメェもだ」 元親が再びいきり立とうとする前に、政宗は、今度は『竜の右目』に厳 しい目線を向ける。 「元親は、この俺が客将として迎えたヤツだ。度が過ぎる暴言は、幾ら お前でも承知しねぇぞ」 「…お言葉を返すようですが、小十郎がお仕えしているのは政宗様で す。客将といえど、所詮敗戦の君主。奥州伊達にそぐわぬ振る舞いに は、異を唱えるのが道理というもの」 「じゃあ、もし俺と元親の立場が逆で、俺がコイツの部下に同じ事をさ れても、お前は納得出来るのか?」 「それは…」 「そういう事だ。判ったら、ふたりともちっとは自重しろ」 そう言って踵を返す政宗の背を、小十郎は複雑な想いで見送る。 次いで、ふふんと伏し目がちにこちらを眺めている元親に気付いた小十 郎は、己の中で理不尽な苛立ちがこみ上げてくるのを覚えていた。 先の四国との戦で、敵ながら長曾我部元親の戦いぶりとその人となりに 感銘を受けた政宗は、元親の部下と四国の安全を引き換えに、彼女を客 将として奥州に留まらせる事にした。 その大柄な身体に勝るとも劣らぬおおらかな性格の元親は、これまで同 性の仲間がいなかった政宗にとって、公私共に心強い味方となったので ある。 しかし、伊達の中には客将としての元親の立場を、快く思っていない者 も少なくなかった。 「敗将の分際で、竜の威を借る鬼」だの「見た目も中身も下品な四国の 田舎女」だの、彼女に対する風当たりは、お世辞にも良いとは言えない。 当主である政宗の命により、表立った諍いはないが、現在伊達の中で不 穏な空気が渦巻いているのも、紛れもない事実であった。 右目と左目2
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243 :名無しさんなんだじぇ:2010/06/28(月) 20 19 34 ID 36X9pdSE 部長「梓、注文お願いできる?」 あずにゃん「あ、はーい!」 部長(ニヤリ) スッ あずにゃん「あ、あれ?」ヨロッ ガシッ! 部長「あら、大丈夫?フラフラして」 あずにゃん「え、あ、あれ?いきなり足がもつれて…」 部長「疲れてるのよ。休まなくっちゃ」 あずにゃん「だ、大丈夫です!」 部長「無理しないで。アーチャーさーん、ちょっと梓を休ませてくるわね」 アーチャー「…あぁ了解した」 あずにゃん「す、すみません…おかしいな…どうしたんだろ、私…」 アーチャー(あまりひどい事はするなよ?) 部長(さぁ?わたしは梓を休ませるだけよ?) 悪の女幹部、バラのタトゥー(シール)の女の魔の手に落ちた中野梓! 果たしてアステカーは彼女の危機を救う事が出来るのか! 小十郎「ではこの追加おぷしょんを」 アステカー「美味しくなるおまじないですね!」 仮面アステカー第二十九話【岐路】 完
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真田×女政宗の続き。 伊達政宗の設定がかなりトンデモ 本物は謀殺されて妹が影武者しているという状況 色々とオリジナル臭漂いますのでそういうのが苦手な人はスルーしてください 政宗(兄)登場。出張りすぎorz 豊臣軍が登場します。はんべが女です。扱いおよび性格が悪い。ほんとごめん。 「――ややが、できた場合ですか。さてその場合、父親は誰なのやら……」 医師が白髭(はくぜん)をしごきながら言う。政宗は湯を差し出しながら小十郎を見る。 誇らしさと怒りと戸惑いを全部混ぜたかのような、なんとも表現し辛い顔をしていた。 真田の子を産む、と小十郎に言った。まさか今この時期に、と小十郎は青ざめていた。 残念ながら違うと誤解を解いてから、赤子が産まれた場合を話し合う場を設けた。 二人で話し合ったところで埒があかないので、医師を交えての談義となった。 「その場合、姫様の腹が出ますぞ。太るのとは違うことくらい、存じておられるでしょう」 小さい頃から世話になっている医師は、何度注意しても政宗のことを姫と呼ぶ。 「む、そうだな」 政宗は腹に手を当てた。別に膨らんでもなんでもない。産み月が近づくと相当膨れるという。西瓜を抱えてるもんか、と想像する。重そうだ。 政宗は笑顔を作って小十郎を見上げる。なるべく可愛らしい顔を作るが、笑顔の裏に隠された恫喝に小十郎が気づかないはずがない。 「とりあえず、腹が出るまでは表に出てていいよな?」 「駄目です。穢れというものをご存知でしょう」 「いいじゃねぇか小十郎。戦に追われた母親が戦場で子を生んでるの見たことあるぜ?」 「それとこれは別でしょう! よろしいですか政宗様。そもそも穢れというのは」 「あーはいはい」 長々と講釈が続く。 穢れの概念は神道によるものであり、神職の家に産まれている小十郎はやはり人一倍敏感である。 しかし延々と知識を垂れ流されても、聞く耳の持ちようがない。 「――妊婦というものは、穢れの最もたるものですぞ。それに、流れたら如何なされる!!」 「……それは困るな。豊臣に付け入る隙を与える」 探りを入れている軍の名を口にすると、小十郎は神妙な顔で頷いた。 豊臣の動きが、いよいよ怪しい。近いうちに戦になるだろう。 「今、政宗様が表舞台を去るというのは、非常に具合が悪うございます」 「ま、今授かった訳じゃねぇし。それに、男が血の穢れで表舞台から引っ込むなんて、笑い話じゃねぇんだ。だから、いいじゃねぇか」 医師が笑った。一度白髭をしごいてから白湯をすする。甘露を飲むように目元を緩めた。 「医師の目から言わせて頂くと、ややが授かったら戦に出られるのはおやめになられた方がよろしい」 ほらみろ、と小十郎は得意げな顔をした。ですが、と医師は続ける。 「つわりなどが酷い場合はともかくとして、そうでなければ……何、今までの生活を改められる必要はございませぬ」 「じゃ、腹にbabyがいても、戦に出て平気だな」 「あまり前線で戦われぬ方が、よろしいかとは思いますが。何、小十郎殿がさぽーとすればよいだけのこと」 「Ha! 分かってるじゃねぇか!」 医師と政宗が軽く拳を合わせる。 小十郎は頭を抱えた。生え際を気にしている。 政宗は小十郎の前に座った。顔を上げさせ、笑顔を向ける。小十郎は渋い顔をした。 「……もし、俺が身二つになったら、お前は伊達が滅ぶのを俺に見てろって言うのか?」 「分かっております。政宗様の背中は、俺が守ります」 「背中だけか?」 小十郎は微笑んだ。凶悪面が微笑んだところで不気味なだけだと思っていたが、そうでもないらしい。 実に柔らかい笑みを浮かべる。 「ややも、お前に預けるぜ」 「御意」 神妙な答えに、政宗は笑った。 伊達が豊臣に摺上原において滅ぼされるのは、これより一月のちのことであった。 螺旋収束2
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恋愛シナリオ 一日目 二日目 三日目 四日目 五日目 六日目 イベント関係者(リュカ、ルーシー、スカーレット、ルドミラ、セシル、むらくも、パルモ、ユキ、シモーヌ、みささぎ、テリー、リヴィア) 一日目 パルモ工房 アリス「リュカさん!」 リュカ「……なんだ?」 アリス「その、やっぱり気になって。」 アリス「どうしてリュカさんがバサラの隠れ家のヒミツを知っていたのか…。」 リュカ「あんたには言えねえな。」 アリス「じゃあせめて、あそこでなにをしていたのかだけでも。」 リュカ「言ったろ? あんたには関係ねえって。」 リュカ「わりぃが、オレのことは放っておいてくれ。」 リュカが立ち去る アリス「………………。」 二日目 花壇のある高台 セシル「ねえ、聞いた!? 大盗賊バサラの予告状!」 ルドミラ「もっちろん!」 ルドミラ「おとぎ話のヒーローが数十年の時を超えて復活だなんて!」 ルドミラ「わくわくが止まらないわ♪」 むらくも「しかも予告状を送ったのがとなり町の大金持ちのとこだろ?」 むらくも「弱い者からダマしやオドしで金品をまき上げる真っ黒なウワサだらけの悪徳商人だからな。」 むらくも「応援せざるを得ねえ!」 スカーレット「相手が誰であれ、ドロボウはよくないことです。」 スカーレット「Seedが警備を担当することになりましたし、私は仲間たちを応援します。」 セシル「あー、それもいいね! 伝説の盗賊のタイホで、ナゾの正体がついに明らかに!」 セシル「どっちが勝っても大事件だよ♪」 スカーレット「どうあっても楽しむのですね。」 三日目 大樹の広場 シモーヌ「テリーのところにSeedから協力依頼がきたんだって?」 テリー「ええ、大盗賊バサラのタイホに協力してほしいそうです。」 ユキ「あら、タイホしちゃうの? せっかく伝説の義賊が復活するっていうのに。」 テリー「それなら心配いりませんよ。」 テリー「もし本物のバサラならオレに捕まることはないでしょうから。」 シモーヌ「タイホに協力する人間の言葉とは思えないな。」 テリー「もちろん全力は尽くしますが、心情的にはバサラを応援してるもんで。」 みささぎ「予告状を送り付けられた相手が相手ですしね。バサラに肩入れしたくなるのはわかります。」 みささぎ「ただ……ひながマネを始めそうなのがアタマの痛いところですわ。」 シモーヌ「うちのジュリアンもだな。ヘタするとルーシーも……。」 ユキ「ふふ、そのときはアリスちゃんにタイホしてもらわなくちゃね。」 アリス「あはは…がんばります。」 四日目 リグバース署前 リュカ「やっべ…!」 アリス「どこかに行ってたんですか?」 リュカ「いや、まあ……ちょっと散歩にな。」 アリス「……なにか隠してます?」 リュカ「べ、べつになんも隠してねえよ。」 リュカ「つーか――オレのことは放っておいてくれって言ったよな。」 アリス「リュカさん……。」 リュカ「じゃあな、オレは帰って寝るから。」 大樹の広場 セシル「ねえねえ、聞いた!? アリスさん!」 セシル「バサラが予告状どおりに盗みを成功させたんだって!」 アリス「そうなんだ?」 スカーレット「Seedの精鋭がみごとに出し抜かれました。」 スカーレット「犯人の影さえ見ることができずに予告されたモノを盗まれたそうです。」 ドグ「盗まれたのは人間国宝の金細工職人が手がけた黄金の宝冠だって話だろウ?」 ドグ「ぜひ一度、この目でおがんでみたいもんダ。」 スカーレット「アリスさん。」 スカーレット「もしまたバサラが予告状を出すことがあれば、今度は私たちの手でタイホしましょう。」 アリス「えっ……。」 ルーシー「あたしも参加したい! どっちがタイホできるか勝負しようよ!」 スカーレット「ムリに決まっているじゃないですか。一般の方にキケンなマネはさせられません。」 ルーシー「ちぇ~っ。テリーさんは参加させたくせに。」 セシル「テリーさんはトクベツだからね♪」 ルーシー「じゃ、あたしも予告状を出そうかな。怪盗プリティルーシー参上、なんてどう?」 スカーレット「これ以上、Seedの仕事を増やさないでください。」 アリス「………………。」 スカーレット「アリスさん? どうかしましたか?」 アリス「い、いえ、なんでもないです。」 アリス(……まさか、ね) パルモ工房 アリス「あの、パルモさん。」 パルモ「なんデスカ?」 アリス「パルモさんは怪盗バサラの事件のことなにか聞いていますか?」 パルモ「もちろんデス!」 パルモ「どんな類のものであれ、キラめく才能にはリスペクトしかありマセン!」 パルモ「伝説レジェンドの大盗賊がいかにして感動的なぬすみを果たすのカ!」 パルモ「当日の夜は楽しみで眠れなかったほどデス!」 アリス「その夜は……リュカさんもいっしょでしたか?」 パルモ「イイエ。あの日はワタシひとりデシタ。」 パルモ「あの子は夜になるとよくフラッといなくなるのデスヨ。」 アリス「そのころのリュカさんになにか変わった様子はありませんでしたか?」 パルモ「フム……。そういえバ――」 ふたりで紙の置いてある机へ移動する パルモ「見てクダサイ。」 アリス「これは……設計図?」 パルモ「正確には、『意匠図面』と『構造図面』デス。」 パルモ「カンタンにいうと『意匠図面』は建物の見た目を図にしたもので、」 パルモ「『構造図面』は実際に建物を建てるときの部材や手順なんかを詳しく書いた図のことデス。」 アリス「えっと……これとリュカさんにどんな関係が?」 パルモ「これはどちらもリュカが描きマシタ。」 パルモ「ゴミ箱につっこんであったのをワタシが見つけたのデス。」 パルモ「アイデアは以前の物置小屋ほど感動的とはいえマセンが、」 パルモ「図面の精度はずっと高くなっていマス。」 パルモ「物置小屋のときの豊かな発想に今回の図面の精度……」 パルモ「両方をしっかり磨いていけばリュカはきっと素晴らしい建築家になれマス!」 アリス「あの、パルモさん?」 パルモ「おっと、シツレイ。」 パルモ「つい親バカなところがこんにちはしてしまいマシタ。」 パルモ「言いたかったのは、この図面を描きはじめたのが――」 パルモ「バサラの予告状がウワサになる数日前だったということデス。」 パルモ「まさにヒトが変わったような熱心さデシタ。」 パルモ「あのときは、いよいよ本気になったのだと大喜びしたものデス。」 アリス「そうだったんですね。」 アリス(……本気になったのは本当に建築家になるため……?) アリス「パルモさん。この設計図、お借りしてもいいですか?」 パルモ「ええ、かまいマセンヨ。」 アリス「ありがとうございます。」 アリス(これを持ってリヴィア署長のところに行けば…私の不安に答えが出るはず) リグバース署 署長室 アリス「リヴィア署長。少し、いいですか?」 リヴィア「んあ、どうした。」 アリス「怪盗バサラが予告状を出した家の間取りをおしえてほしいんです。」 リヴィア「ほう。スカーレットといい、ねっしんなことだな。」 リヴィアが書類を取って来る リヴィア「これがSeedにくばられたひがい家屋のずめんだ。」 アリス「………………。」 アリス(やっぱり……!) アリス(同じだ……リュカさんが描いた図面と) アリス(リュカさん……あなたはいったい……) リヴィア「エラくしんこくそうなカオだな。」 リヴィア「そのずめんになにか気になるところでもあるのか?」 リヴィア「たとえば……そう、ハンニンのめぼしがついた、とか。」 アリス「い、いえ。全然さっぱりです。」 リヴィア「ふうん…。」 アリス(ううっ……どうしてウソをついちゃったんだろう) アリス(Seedの隊員としてこれでいいはずがないのに……) アリス(だけど……もしリュカさんが事件にかかわっていたとして……) アリス(私にタイホすることなんてできるのかな……) アリス「………………。」 アリス(――信じよう) アリス(もう少しだけ……決定的な証拠が出るまでは) アリス(決定的な証拠は――盗まれた黄金の宝冠) アリス(あそこに黄金の宝冠がなければ…これ以上クビをつっこむのはやめよう) アリス(でも、もし宝冠があったら……そのときは――) 空き家 クローゼットの前 アリス「たしか、ここに仕かけが……。」 アリス「………………。」 アリス(お願い……! どうか入っていませんように!) アリスがクローゼットを開ける アリス「そ、そんな……。」 リュカ「おい! そこでなにやってんだ!」 アリス「リュカさん……。」 リュカ「またお前か…。なんだ?」 アリス「これ……。」 アリスは手に宝冠を持っている リュカ「……見つけちまったのか。」 アリス「だって……。」 リュカ「……そいつをこっちに渡せ。」 アリス「イヤです。」 アリス「これはあなたのじゃないって言ってください。」 アリス「誰かが勝手にここへ入れただけで、自分はなにも知らないんだって。」 リュカ「わかってんだろ。」 リュカ「その隠し場所はオレたち2人だけのヒミツだ。」 リュカ「あんたが入れたんじゃなきゃオレしかいないだろ。」 アリス「…どうして……。」 アリス「どうしてバサラに手を貸すようなことを……。」 リュカ「なに言ってんだ?」 リュカ「手を貸したんじゃねえ。」 リュカ「オレが――怪盗バサラだ。」 アリス「は……え?」 アリス「えぇええええええっ!?」 リュカ「ちょっ、声がでけえ!」 アリス「だ、だって、バサラは何十年も前の伝説の大盗賊ですよね?」 アリス「リュカさんのわけが……。」 リュカ「それ、オレのひいじいちゃん。オレは4代目。」 アリス「ひい……4代……?」 アリス「えぇええええええっ!?」 リュカ「だから声がでけえって!」 アリス「す、すみません。」 リュカ「ま、驚くのもムリはねえけどな。」 リュカ「そんなわけだから、黄金の宝冠をこっちに渡せ。」 リュカがアリスから宝冠を取り上げる アリス「あ……!」 リュカ「こいつはこれから、元の持ち主のところへ返す。」 リュカ「元の持ち主っていっても悪徳商人のとこじゃねえぞ。」 リュカ「あくどいやりかたで宝冠をおどし取られた本来の持ち主のところにだ。」 リュカ「そこまでやってこその盗賊バサラだからな。」 アリス「どうしてぜんぶ言っちゃうんですか。」 アリス「最後までリュカさんを信じていたかったのに……。」 アリス「聞いちゃったら、タイホするしかなくなっちゃうのに…!」 リュカ「……なんでだろうな。」 リュカ「………………。」 リュカ「これがオレにとって……すげえ大事なことだからかもしれねえな。」 アリス「私よりも……ですか?」 リュカ「そういうことじゃ――」 アリス「だって……私はSeedなんですよ。」 リュカ「うっ……。」 リュカ「と、とにかく!」 リュカ「オレにはやらなきゃいけないことがあるんだ!」 リュカ「オレはバサラをまっとうする! 止めてもムダだぜ!」 リュカが走り去る アリス「………………。」 アリス「リヴィア署長に……報告しなくちゃ…………。」 リグバース署 署長室 アリス「署長、お話が……。」 リヴィア「ハナシ?」 リヴィア「おいおい、ずいぶんひどいカオをしているな。」 リヴィア「なんぞ大シッタイでもやらかしたか?」 アリス「………………。」 アリス(言わなきゃ……) アリス(でも…………) リヴィア「よほどのことらしいな。」 アリス「…………はい。」 リヴィア「だったら、きょうはかえれ。」 リヴィア「ジブンをみつめ、ココロをきめてからもういちどこい。」 リヴィア「オマエは大きなかっとうをへて、Seedの隊員であることをえらんだはずだ。」 リヴィア「そのセンタクに悔いをのこすようなことだけはするなよ。」 アリス「……はい。」 アリス(悔いのない選択……) アリス(ちゃんと……リュカさんと向き合わなくちゃ) パルモ工房 アリス「リュカさん。」 リュカ「アリス……。」 リュカ「場所を移すか。」 二人でメロディ湖へ移動 メロディ湖 アリス「……教えてください。」 アリス「どうして今になって盗賊なんですか。」 リュカは湖のほうを向いて語りはじめる リュカ「今になってじゃねえ。」 リュカ「何年も前からずっと、バサラの隠れ家で修業を続けてた。」 リュカ「バサラの名を継ぐために。」 アリス「そっか……パルモさんの右腕になるのともう1つ…」 アリス「やりたいことがあると言っていたのがそれだったんですね。」 リュカがアリスのほうを向く リュカ「そうだ。」 リュカ「ガキのころは……バサラの名を世に広めればばらばらになった家族が戻ってくると思ってた。」 リュカ「おふくろと兄貴たちが……親父が……迎えに来てくれると信じてた。」 アリス「バサラの名前で…家族が…?」 リュカ「前に、家族がばらばらになったのは親父が蒸発したからだって言ったろ。」 リュカ「正確には、親父はSeedにタイホされたんだ。」 リュカ「おっと、カン違いするなよ。ヘタを打って捕まったんじゃねえぞ。」 リュカ「自分から捕まりに行ったんだ。」 リュカ「……家族やナカマを守るためだった。」 リュカ「ひいじいちゃんのころは今よりずっと治安が悪かったらしくてな。」 リュカ「あくどいヤツやチカラの強いヤツが弱い者たちから奪うのが常だった。」 リュカ「それを奪い返して弱い者たちの元に戻したのが盗賊バサラだ。」 リュカ「バサラは、弱い者たちのヒーローだった。」 リュカはアリスに背を向けて数歩遠ざかる リュカ「でも2代目――じいちゃんのころに、事情が変わりはじめた。」 リュカ「あちこちに自警団ができて、弱い者が守られる世の中になっていったんだ。」 リュカ「そうなれば、義賊といったところで盗賊は盗賊。」 リュカ「いつしか追われる身になり…世間様からも後ろ指をさされるようになった。」 リュカ「じいちゃんはバサラの名を汚さないように自分の代までで名前を封印した。」 リュカ「それでもやっぱり泣かされる弱い者ってのはいて……」 リュカ「じいちゃんと親父はそういう弱い者たちや行き場を失ったヤツらを集めて」 リュカ「バサラの意思を継いだ盗賊団を作った。」 リュカが再びアリスのほうを向く リュカ「アリスからすりゃなんで盗賊団なんだって思うだろうけどさ。」 リュカ「誰かが作ったルールのなかでは生きられないヤツらもたくさんいるんだ。」 リュカ「けどSeedができたことで、そんな理屈も通用しなくなっちまった。」 リュカ「パッキリと正義と悪に分けられて、とうぜん親父たちは悪の側に置かれた。」 リュカ「それで親父は……バサラの役目は終わったと言って家を出た。」 リュカ「親父がSeedにタイホされたと知ったのはそのすぐあとだったらしい。」 リュカ「親父は、すべては自分がやったことでほかの者たちに罪はないと言ったそうだ。」 リュカ「そのおかげで、盗賊団の人間がSeedから追われることはなくなった。」 リュカ「それでもしばらくは、みんな盗賊団であろうとした。」 リュカ「一番上の兄貴を4代目ってことにしてバサラの意思を継ごうとしたんだ。」 リュカ「きっと、納得がいかなかったんだろうな。自分たちが悪だと断じられたことが。」 リュカ「けどさ、そんなのはいつまでも続かねえ。」 リュカ「1人抜け、2人抜けしていって……」 リュカ「いよいよ残ったのは家族だけになった。」 リュカ「そのときだよ、オレがパルモさんに預けられたのは。」 リュカは遠くを見上げる リュカ「まだガキで盗みをやったことがなかったオレはかたぎの世界で生きろって。」 リュカがうつむく リュカ「悲しかったし、悔しかった。オマエだけ違うんだって取り残されたみたいで。」 リュカ「だからいつかオレがバサラの名を継げば、また家族に戻れるんじゃねえかって思った。」 リュカ「今ごろはオリの外に出てるはずの親父も、気づいてくれるかもしれねえって。」 リュカ「そうしたらみんな元通りで、オレは1人ぼっちじゃなくなるんだって。」 リュカがアリスのほうへ歩み寄る リュカ「でも……パルモさんがさ、」 リュカ「そういうのぜんぶ吹っ飛ばしちまったんだ。」 リュカ「あの人、ぜんぜんオレを1人ぼっちにさせてくれねえの。」 リュカ「1人がヤだからバサラになろうとしてんのにだぜ?」 リュカ「オマエは1人じゃねえって見せつけられ続けたらさ、」 リュカ「ああ、オレにはこの人がいるんだからもうそれでいいじゃんって思うだろ?」 リュカ「この人のために建築家になろうってさ。」 アリスがリュカに近寄る アリス「だったらどうして?」 アリス「それでよかったじゃないですか。」 アリス「パルモさん、言ってましたよ。」 アリス「リュカさんはきっといい建築家になれるって。」 リュカ「………………。」 リュカ「くすぶってんだよ。」 アリス「なにが…ですか?」 リュカ「家族のこととか、バサラを継ぐって決めたガキのころの思いが。」 リュカ「どうしても割り切れねえままくすぶり続けてんだ。」 リュカ「パルモさんの右腕になりたいって思う一方で、バサラを捨てていいのかって声が消えねえ。」 リュカ「それは家族への思いも捨てることになるんじゃねえのか?」 リュカ「ガキのころの自分を否定することになっちまうんじゃねえのかって。」 アリス「そんなこと……。」 リュカ「ないよな。今ならわかるよ。」 リュカ「バサラになろうがなるまいが、オレはオレのままだった。」 リュカ「でもそれは、バサラをまっとうしたから気づけたことだ。」 リュカ「オレはバカだからさ。やってみなきゃわかんねえんだよ。」 アリス「だったら、もういいですよね? バサラは……おしまいですよね?」 リュカ「………………。」 リュカ「ほんと、バカなんだよなあ。」 リュカ「やっちまったらもう引き返せねえのにな。」 アリス「リュカさん……?」 リュカ「今のオレは、大盗賊バサラだ。」 リュカ「もう……引き返せねえんだよ。」 アリス「そんなことありません! 自首して罪をつぐなえば――」 リュカ「それはムリな相談だ。」 リュカ「オレが捕まるってことは、伝説の盗賊バサラが捕まるってことだぜ?」 リュカ「ひいじいちゃんが作り上げて、今日まで紡がれてきた伝説を…意思を――」 リュカ「オレが汚すわけにはいかねえ!」 視界が真っ白になる アリス「なっ……!」 リュカ「それでも…どうしてもオレを自首させたいなら、バサラの隠れ家に来な。」 リュカ「もしオレを捕まえることができたらあんたの言うとおりにする。」 リュカ「……待ってるぜ。」 バサラの隠れ家 最深部 リュカ「来たな、アリス。」 リュカ「オレに指1本でも触れられればアリスの勝ち。」 リュカ「あんたに触れられずにここを抜け出せたらオレの勝ちだ。」 リュカ「タイホでも自首でも、アリスの言うとおりにする。」 リュカ「その代わり、オレが勝ったら今まで話したことはすべてヒミツにすると約束しろ。」 アリス「……わかりました。」 リュカ「よし。」 リュカ「それじゃあ、勝負開始だ!」 バサラの隠れ家 1F小部屋 アリス(リュカさんは……いない?) アリスがしゃがみ込む アリス「つっ……!」 アリス(ワナ!? くっ……動けない――!) リュカ「オレの勝ち、だな。」 アリス「リュカさん……!」 リュカ「約束は守ってもらうぜ。」 リュカ「オレはこれから、次のターゲットのところに予告状を出しにいく。」 リュカ「もう……戻らねえ。」 リュカは背中を向けて走り去る アリス「リュカさん!!」 アリス「止められなかった……。」 アリスが立ち上がる アリス「ワナがはずれた?」 アリス(でも……もう遅い……) アリス(リュカさんはもう……) リュカ「バカ! ぼーっとしてんじゃねえ!!」 アリス「リュカさん!?」 リュカはアリスの背後に現れたグリーンカイザーからアリスをかばい、倒れる LV40グリーンカイザーとの戦闘 アリス「リュカさん! リュカさん!!」 リュカ「…う……っ。」 アリス(よかった、生きてる!) アリス「すぐ病院に運びますから!!」 リグバース診療所 アリス「シモーヌさん! リュカさんは大丈夫なんですか!?」 シモーヌ「病院内で大声を出さない。」 アリス「でも!!」 シモーヌ「心配なのはわかるが、命にかかわるほどのケガじゃない。」 アリス「ほんとですか!?」 シモーヌ「私の診断が信じられないのか?」 アリス「い、いえ、そんなことはありません。」 シモーヌ「だったら安心して任せなさい。」 シモーヌ「念のため入院はしてもらうが、退院までそう時間はかからないだろう。」 シモーヌ「明日にはより正確な診察結果が出るから様子を見にくるといい。」 アリス「わ、わかりました。」 五日目 リグバース診療所 シモーヌ「まったく、あの子は!」 アリス「ど、どうしたんですか?」 シモーヌ「リュカだよ!」 シモーヌ「私の許可を待たずに夜中にこっそり逃げ出したんだ。」 アリス「ええっ!?」 シモーヌ「ケガの程度は軽いから外出しても問題はないけど、」 シモーヌ「医者のいうことを聞かないのは患者として大問題だ。」 シモーヌ「悪いが、アリス。」 シモーヌ「捕まえて私のところに連れてきてくれないか。みっちりと説教をしてやりたい。」 アリス「あはは……わかりました。」 アリス(また追いかけっこをすることになっちゃった) リグバース署 署長室 アリス「リュカさん!!」 リュカ「あーあ、だから早いとこ連れてってくれって言ったのに。」 アリス「どういうことですか? シモーヌさん、怒ってましたよ。」 リュカ「だろうな。わりぃけど、謝っといてくれるか。」 リュカ「オレはこれからお縄につくから。」 アリス「お縄って――」 スカーレット「リュカさんが先ほど、自首を申し出てきました。」 スカーレット「盗賊バサラは自分だ、と。」 アリス「ど、どうしてそんな……。」 リュカ「約束したろ。」 リュカ「指1本でも触れられたらアリスの勝ち。」 リュカ「そのときはタイホでも自首でもあんたの言うとおりにするって。」 アリス「でもあのときは私を助けるために……。」 アリス「本当なら、リュカさんの勝ちだったはずです。」 リュカ「いいんだよ。」 リュカ「しょうがねえのさ、気づいちまったんだから。」 リュカ「前にアリスが聞いてきただろ?」 リュカ「私よりバサラが大事なのかって。」 リュカ「あのときはわかんねえって言ったけど、モンスターに襲われそうなあんたを見て気づいた。」 リュカ「いや……」 リュカ「ほんとはもっとずっと前から気づいてたんだろうな。」 リュカ「一番大事なものはなにかって。」 リュカ「だから……どこかであんたに止めてほしかったんだと思う。」 リュカ「土壇場まで意地はって、見栄はって、傷つけちまったけど……」 リュカ「やっぱりオレにとってはアリスが一番大事だった。」 リュカ「まったく……救いようがないよな。」 リュカ「取り返しがつかなくなるまでそんなことにも気づけねえんだからさ。」 アリス「リュカさん……。」 リヴィア「んあ~…スカーレット。わたしたちはナニをきかされているんだ?」 スカーレット「さあ……のろけ話…でしょうか。」 リュカ「なんでそうなるんだよ!」 リュカ「タイホされてもう二度と会えなくなる恋人に自分のバカさ加減をわびてるだけだろ!?」 リヴィア「さっきからタイホタイホ言っているが、ダレがダレをタイホするんだ?」 リュカ「こっちが聞きてえよ! オレ以外に誰がいるってんだ?」 リヴィア「んむう……それはこまったな。」 リュカ「はあ? なにがだよ。」 リヴィア「タイホをするからには、」 リヴィア「オマエが罪をおかしたというたしかなしょうこがひつようだ。」 リヴィア「しかしザンネンなことに、Seedはハンニンのすがたを見ていない。」 リヴィア「いや、それいぜんにひがいとどけが出されていない。」 リヴィア「きいたところによると、黄金の宝冠は元のもちぬしのトコロにもどったというではないか。」 リヴィア「ひがいしゃがおらず、モノはもちぬしの手もとにある。」 リヴィア「はて……?」 リヴィア「スカーレット、わたしたちはいったいダレをタイホすればいいんだ?」 スカーレット「悔しいですが……」 スカーレット「署長がおっしゃるとおり、証拠はなにもありません。」 スカーレット「被害届が出ていないのもそのとおりです。」 スカーレット「もともとの入手手段に違法性があったため、被害届を出すに出せなかったのでしょう。」 スカーレット「である以上、推定無罪の原則にのっとるしかありません。」 リュカ「無罪……?」 リヴィア「このあとどうするかは、オマエのじゆうだ。」 リヴィア「ツミのいしきがのこるというなら、」 リヴィア「わたしのカワイイ部下をきずつけたこともふくめて」 リヴィア「おおいにハンセイするがいい。」 アリス「リヴィア署長……。」 リヴィア「いっておくが、つぎはない。」 リヴィア「こんどはSeedの威信をかけてぜんりょくをもってソシする。」 リヴィア「わかったら、もういけ。」 リヴィア「これいじょう目の前でのろけられてもたまらん。」 リュカ「あ、ああ……。」 アリス「署長! スカーレットさん! ありがとうございます!」 リュカとアリスが退室 リヴィア「……あますぎると思うか?」 スカーレット「さあ、どうでしょうか。」 リヴィア「オマエもかわったな。」 スカーレット「私は原則にしたがったまでです。」 リヴィア「くっふっふ、そういうことにしておこう。」 リグバース署前 アリス「リュカさん!」 リュカ「……まいったよなあ。」 リュカ「この展開は予想外だったよ。」 アリス「これから……どうするつもりですか?」 リュカ「とりあえず、シモーヌさんに謝りに行くよ。」 アリス「そのあとは?」 リュカ「そんなもん決まってんだろ。」 リュカが歩き去っていく アリス(それって、どういう……) 六日目 パルモ工房 リュカがパルモの背中に話しかけている リュカ「パルモさん。」 リュカ「オレ……あっちこっち寄り道しちまったけど……」 リュカ「これからはパルモさんの右腕になるために必死こいて勉強するよ。」 リュカ「だから……」 リュカ「ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします!」 パルモ「……感動を生み出せないような十把ひとからげの建築家ならいりマセンヨ?」 リュカ「それなら安心してよ!」 リュカ「オレにしかできないことを思いついたんだ!」 パルモがリュカのほうへ向き直る パルモ「聞かせてもらいマショウ。」 リュカ「これまでのオレのすべてを生かして――」 リュカ「ぜったいにドロボウに入られない、完璧パーフェクトなセキュリティの家を作る!」 リュカ「これはきっと、オレにしかできないオンリーワンのものになるよ!」 パルモ「………………。」 リュカ「あ、あれ? ウソだろ?」 リュカ「オレ……また間違えた?」 パルモ「グゥレーーーーートッ!!!!」 パルモ「それでこそワタシの弟子デス!」 パルモ「さっそく設計にとりかかりマショウ!!」 リュカ「ふう、焦ったぜ。」 リュカ「そういうわけだ。」 リュカ「オレはこれから、建築家1本で生きていくぜ。」 アリス「家族のことは……?」 リュカ「建築家としてオレの名が世にとどろけば、向こうから会いにきてくれんだろ。」 アリス「なるほど! きっとそうですね♪」 リュカ「だろ?」 リュカ「こんなふうに思えたのはアリスのおかげだ。」 リュカ「あんたがいてくれたから……オレは新しい人生を歩きはじめることができる。」 リュカ「ありがとな。」 アリス「どういたしまして♪」 リュカ「で……さ。その新しい人生にあんたも……。」 リュカ「ああ、いや。ちがうな。」 リュカ「オレが言っていいことじゃねえ。」 リュカ「でも、もし……いつかケジメをつけられたら……」 リュカ「そのときは、大切な話をさせてくれ。」 アリス「……はい。」